レチノイン酸水性ゲルのレシピについては下記の参考文献を参照してください。原料については、(株)利根化学(03-3862-6666)など試薬会社から入手することになります。これらの外用剤は未認可であるため製品としての販売はできません。各病院にて自家調合することになります。基剤の調整方法や原料入手などに一部難しい点があるため、(株)東京調剤センター(03-3473-0879)がレチノイン酸用の基剤(水性ゲル)の調整を行っています。紅斑や落屑などの副作用を伴いますので、ビタミンCのローション(中性のもの)を併用します。紀陽コスメシューティカルズ(03-5793-1211)などで、取り扱いがあります。
トレチノイン 0.1%水性ゲルの調合例
トレチノイン(all-trans retinoic acid) 0.1g
カーボポール940 1 g
エマルゲン408 2 g
10%NaOH 0.6ml
パラベン 適量
精製水 ad. 100 g
はじめにカーボポールとパラベンと水でゲルを作り、NaOHでpHを上げて固めます。一晩冷蔵庫でおきます。
エマルゲンにトレチノインを加えて混ぜ、そこに上記の水性ゲルを加えて混ぜます。
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