[治療:What's New]
1) ケロイドは、醜い傷痕はどうすればきれいに治るのか?特殊なテープを6か月間使用する画期的な治療が開発されています。副作用のある薬剤や放射線治療を使わないので、日常生活に支障なく安全に行うことができるようになりました。
2) 口唇口蓋裂の変形など骨移植を行わない治療も。大きな手術を避け、最小限の負担で組織の新生を誘導します。
3) 顔面神経麻痺に伴う非対称性に対する新しい治療も。手術や注射で総合的な治療を目指します。
4) 加齢に伴い様々な症状を伴う眼瞼下垂に対する手術治療を行っております。眼瞼下垂は様々な随伴症状を起こすことで、生活の質を著しく低下させることが知られています。加齢に伴って、だれにでも起こりうる病態です。
5) 限局性強皮症の陥凹に有効な治療も。入院しないで行う注射の治療も開発されました。
6) 放射線治療を行った乳がん温存治療後にはどういう治療が必要でしょうか?メスを使わずに、放射線傷害によって硬く冷たくなった組織を柔らかく復活させることを目指します。
7) 乳腺全摘術後の乳房再建について、外部陰圧療法を使った乳房再建術も。皮膚が足りない場合に、手術を行わずに、装具を付けることによって皮膚の伸展を実現します。
8) 脳外科術後や交通外傷後の頭蓋骨の欠損や変形に対する新しい低侵襲治療が開発されました。骨の変形も注射で治療ができる時代になりました。
9) 皮膚に浮いた血管の治療を始めました。血管はレーザーや注射で治療ができるようになってきました。
10) 深在性エリテマトーデスやロンバーグ病、エイズ治療薬の副作用による脂肪萎縮症、片側性顔面萎縮症、などに対する切らない治療を始めました。 大きな欠損では脂肪移植を、小さな欠損は外来の注射でも治せる治療を目指します。
11) 自分の脂肪組織と人工乳房を併用する乳房再建が始まりました。2013年は人工乳房が承認され、事実上の乳房再建元年になりました。人工乳房と自己組織のそれぞれを利点を最大限に取り入れて、理想の組織再建を目指します。患者さんからは、量、形、質、温度、色、傷痕、あらゆる観点から理想を追求します。侵襲の大きい治療の必要はなくなりました。
[特集]
乳房再建は大きく変わります
ニキビの治療(ホルモン療法)1、2 脂肪移植による豊胸術
脂肪移植によるロンバーグ病、顔面脂肪萎縮症の治療
美容医療の現状 1, 2 美容医療と幹細胞 容貌の再生医療 女性の美容医療
乳房の美容医療
脂肪由来幹細胞(脂肪幹細胞)の特集
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